Core i5 4590T で DisplayPort を HDMI に変換すると 4K60p で出力できなくなる話

くそ長いタイトルであるが、つまずいて、結局解決することはかなわなかったがいろいろ調べたので書き残し。

 

タイトルだけを見ると DisplayPort to HDMI をactiveタイプではなくpassiveタイプを使っていたとかいう凡ミスを想像するけれど、もう少し根が深いという話。

 

現象は DisplayPort to HDMI を使用すると、解像度は4K出力できるが60p出力できず、最大4K30pでしか出力できないという問題。DPで直接ディスプレイに出すと4K60pで出力できる。二種類のPCで試したけどどちらも同じ結果。ThinkCentre M93p Tiny と OPTIPLEX 9020 M 。どちらもプロセッサは Core i5-4590T 、グラフィックは内蔵のもの。

 

ark.intel.com

製品仕様に示される内蔵グラフィックの性能的にはもちろん4K60pを主強くできる。DPで直結ならば出力されることを確認済みなので当然である。このDPに対してHDMIに変換して出力するつもりだった。手持ちの4k描画可能なディスプレイモニタとしてはLGのディスプレイ(DPx1, HDMIx2) と REGZA TV (HDMIx4) があるがDPを受ける口は1つしかないうえに、一番映したいTV画面に映すためにはHDMIへの変換が必須であった。40K60pを出力するためにはパッシブタイプではなくアクティブタイプの変換アダプタが必要であることはわかっていたので Plugable のアクティブタイプの変換プラグを購入した。

plugable.com

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このパッシブタイプとアクティブタイプというのはDPのデュアルモードに関連するもの、と認識している。

yuutosi.net

penpen-dev.com

すごく雑な理解だと、シングルモードだとネイティブなDP出力しかできない。デュアルモードだとHDMIライクな出力もできる。そしてアクティブタイプの変換はネイティブなDP出力をHDMIに変換する。パッシブタイプの変換はデュアルモードのHDMIライクな出力にをHDMI信号に整形する。そして前述のとおりアクティブタイプの変換でないと4K60pできず、パッシブタイプの変換だと4K30pが最大になる。

今回の問題はこのあたりにあったのではないかと予想している。この Core i5 45900T は初めて4K60p出力が内蔵グラフィックで出来るようになったCoreシリーズ第四世代のCPU、だったはず。(Coreシリーズ第三世代までの内蔵GPUでは4K30pまで)なのでアクティブ変換アダプタをつないだ時の挙動が、CPU側、変換アダプタ側どちらかでうまく動かずに本来シングルモード+アクティブ変換と動作してほしいところがデュアルモードパッシブ変換として動作していたのではないだろうか。

今回検証するにあたって Plugable の変換アダプタ側の相性を疑いサンワから出ている変換ディスプレイも試したが駄目であった。

www.sanwa.co.jpなお、この変換アダプタを Quadro P4000 で試すと普通にDP-HDMI変換で4K60pで出力できた。もしかしたらPlugableのものとサンワのものは中身は同じものかもしれないので他のケーブルも試そうかと思ったが、これ以上出費する気にもなれずあきらめることにした。

ちなみに☟はテレビ側の設定間違いを疑ってた時に参考にしてたページ。

 

karpok.blog.fc2.com

もしもう一回試すとしたら☟あたりを購入して試してみようと思う。多分無理だけど。

direct.sanwa.co.jp